デイサービス事業所を利用する高齢者にとって、レクリエーションの時間は、仲間同士のコミュニケーションを図るうえで絶好の機会として捉えられることがあります。
そうした中、レクリエーションの企画から運営までの一連の計画を立てるにあたっては、サービスの利用者にアンケートを取ったり、介護職員同士でアイディアを出しあったりすることが大切です。また、身体が不自由な人も安心して楽しめるレクリエーションの企画をする際は、介護職員だけでなく、理学療法士や作業療法士などのリハビリテーションの専門家のアドバイスを受けるといいでしょう。
各地のデイサービス事業所で行われているレクリエーションの内容については、ネット上で写真付きで紹介されることもあります。そこで、日頃から評判の良いゲームやカラオケ、体操などの特徴を調べてみましょう。
レクリエーションの企画をスムーズに行うには、一人ひとりの介護職員の役割分担をハッキリと決めたり、必要な準備時間やグッズの入手方法について念入りに考えたりすることがポイントです。レクリエーションの費用をなるべく安く抑えたい場合には、シンプルなルールのゲームや、じゃんけんや車いすリレーなどのその場で楽しめるものをメインに取り入れることがポイントです。なお、デイサービスを利用した経験が少ない高齢者も取り組みやすいレクリエーションを実施するため、必要に応じてそれぞれの利用者の家族から意見を聞いてみることも大事です。